共に歩み、共に生きる。

投稿日:2020.03.15

代表的日本人は、1908年に内村鑑三氏により書かれた著作です。時代も分野も異なる5人の日本人(西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人)の生涯、その内面、精神を紹介しています。

この本を読んで、強く印象に残ったのが、200年以上前に上杉鷹山氏が民への教えとして定めた「伍十組合の令」です。初見ではなかったのですが、久しぶりに出会いの機会を頂き、日本のこれからの企業や地域の在り方のお手本たる内容だと感じました。

1 五人組(戸主のみを数える。以下同じ)は同一家族のように常に親しみ、喜怒哀楽を共にしなければならない。

2 十人組は、親類のように、互いに行き来して家事に携わらなければならない。

3 同一村の者は、友人のように助けあい、世話をし合わなければならない。

4 五か所組合の者は、真の隣人同士が互いに、どんな場合にも助けあうように、困ったときは助けあわなければならない。


① 互いに怠らず親切をつくせ。
② もしも、年老いて子のない者、幼くて親のない者、貧しくて養子の取れない者、配偶者を亡くした者、身体が不自由で自活できない者、病気で暮らしの成り立たない者、死んだのに埋葬できない者、火事にあい雨露をしのぐことのできなくなった者、あるいは他の災難で家族が困っている者、このような頼りのない者は、五人組が引き受けて身内として世話をしなければならない。
③ 五人組の力が足りない場合には、十人組が力を貸し与えなければならない。
④ もしもそれでも足りない場合には、村で困難を取り除き、暮らしの成り立つようにすべきである。
⑤ もしも、一つの村が災害で成り立たない危機に陥ったならば、隣の村は、なんの援助も差し伸べず傍観していてよいはずがない。五か村組合の四つの村は、喜んで救済に応じなければならない。


① 善を勧め、悪を戒め、倹約を推進し、贅沢をつつしみ、そうして天職に精励させることが、組合をつくらせる目的である。
② 田畑の手入れを怠り、商売を捨てて別の仕事に走る者、歌舞、演劇、酒宴をはじめ、他の遊興にふける者があれば、まず五人組が注意を与え、ついで十人組が注意を与え、それでも手に負えないときにはひそかに村役人に訴えて、相分の処分を受けさせなければならない。

尊敬する先輩から結婚のお祝いに1冊の本が届きました。
私はこれからの時代は特に人が幸せを実感するためには、「共に歩み、共に生きること」が大切だと思います。
自分を信じ、命ある限り実践を続け、道をひらいていこうと思います。