富士市社会福祉協議会「つながろう!プロジェクト」

(1)「つながろう!プロジェクト」とは、どんな取組でしょうか?

福祉業界では人材不足が深刻化しています。そのような中、地域全体で福祉人材の定着・育成を図ることを目的とし、当法人が事務局を担い、福祉人材育成事業実行委員会を組織しています。本実行委員会では、これまで人材の採用や資質向上に資する研修会を実施していましたが、委員の皆様から、中・長期的な視点で成果を生み出せるような継続的な取組を実施するべきとの意見が上がるようになりました。
そこで、当法人の管理職研修で御縁を頂きました社労士オフィスろーど様にご相談をさせて頂き、実行委員の皆様との意見交換を重ね、「つながろう!プロジェクト」が誕生しました。
本プロジェクトは、組織や年齢を越えて、福祉人材同士が交流する場を創出することを目標としています。1年目となった2019年度は2回のワークショップを実施しました。参加した数名の若手職員の中から主体的に活動を始める動きが出てきたのは嬉しいことでした。

ワークショップの様子

(2)なぜ“社労士オフィスろーど”に依頼をしようと思ったのですか?

委員の皆様から頂いた意見を踏まえ、事務局で効果的な取組ができないか悩んでいたところ、一人の職員から「社労士オフィスろーど」に相談してみてはどうかとの意見が上がりました。
その職員は10年程前に大道さんと社会教育事業を共にした30代の職員で、これまでの福祉人材事業の経緯を踏まえながらも、若い人の考えや意見を取り入れて推進していくような今回のプロジェクトのパートナーに大道さんは適任ではないかと提案してくれたのです。私をはじめ事務局職員も貴所の事は存じ上げていましたので、「では、一度相談してみよう!」との運びになりました。

対談風景

(3)実際に一緒に仕事をして、どのように感じていますか?

当実行委員会として、これからの福祉人材の定着・育成をどのような方向に進めていけば良いか迷っていた中で、大道さんは道案内役を務めてくれているように感じています。最初から決められた事業を実施するのではなく、実行委員様や事務局の意向を踏まえた上で、柔軟に事業を見直してくれて、こんな風に実施してみてはいかがでしょうか?と提案を頂けるのは本当に助かります。
また、大道さんが講師を務める研修は楽しく、参加者が笑顔になります。もっと多くの人に知ってほしいと思っています。

事業風景

(4)これからの「つながろう!プロジェクト」の展望について教えてください。

本プロジェクトを通して、これからの福祉を担う人材を1人でも残したいと考えています。各施設において待遇及び福利厚生を充実させる等の内部で努力を図ることは非常に重要です。しかし、最近は内部だけでできる事には限界があるように感じています。同業者や地域が一体となり、地域福祉全体を押し上げていく大きな枠組みでの取組も必要です。まさに「つながろう!プロジェクト」はそこを担う貴重な取組です。これからも委員の皆様と力を合わせながら、丁寧に推進していこうと思います。

事業風景

事例一覧に戻る

Menu