井出信石油「新事業創出プロジェクト」

(1)「新規事業創出プロジェクト」とは、どんな取組でしょうか?

その名の通り、新しい事業を生み出そうという取組ですが、新しい事業を生み出すこと自体よりもプロセスに重きを置いたプロジェクトです。
といいますのも、これまで当社では社長である私が新しい事業を決定し、社員の皆さんに伝達し、実行してもらうというのが通常の仕事の進め方でした。今回のプロジェクトは進め方を反対にし、社員の皆さんで話し合い、新しい事業を創り上げ、私に提案して頂くという形を採用しました。
この形を採用した理由は、今後、大きく変化していくであろうガソリンスタンド業界を見通して、変化に対応できる社員に育成していきたいと考えたからです。以前から必要性は感じていましたが、コロナ禍の今こそ、着手すべき時期だと判断し、本プロジェクトをスタートしました。

井出信石油の皆様

(2)なぜ“社労士オフィスろーど”に依頼をしようと思ったのですか?

シンプルに信頼できたからです。また、私の社長就任時に、社労士オフィスろーどには企業理念の制定をサポートして頂きましたので、私が描く10年後、20年後の会社の理想の姿が共有できていた点もパートナーを選定する上で大きかったと感じます。

対談風景

(3)実際に一緒に仕事をして、どのように感じていますか?

新事業については半年かけて事業構想の段階にはきましたが、まだまだ磨きをかけなくてはならないという印象です。ここからの半年が大事だと考えています。
また、社員育成については、これまでトップダウンで仕事を進めてきたわけですから、社員が変化するには時間がかかると考えています。少しずつ階段を上るように成長してほしいと願っていますが、既に日常業務の中でスタッフから自発的に提案を受ける等、少しずつ変化が表れ始めています。社員と共に私自身も変わる必要性を感じています。

ミーティング風景

(4)これからのプロジェクトの展望について教えてください。

「2030年ガソリン車禁止」という報道もあり、車の電動化が急激に進むことが予想されます。ガソリンスタンドは、燃料販売に依存し過ぎない業態への転換が求められています。当社は企業理念の中で、三方良しをモットーとし、お客様、社員、そして地域に一つでも多くの喜びをつくることを使命と捉え「明日の喜びをつくろう!」をスローガンに定めています。
燃料販売も洗車も、皆様の喜びをつくるための手段に過ぎません。もちろん今できることには精一杯取り組みながらも、これからの時代に求められる新しい手段を、本プロジェクト等の取組を通して、社員と一緒に創り上げていきたいです。

洗車風景

2021年4月、本プロジェクトを通して「洗車職人パスポート」が誕生しました。詳しくはこちらをご覧ください。

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