ひとつのご縁は全てに通ずる

投稿日:2019.09.08

5月30日にSBSラジオIPPOに出演し、大変僭越ながら、部下を持つ人必聴!部下の心に火をつけるは!」というテーマで10分間お話をさせて頂きました。「こんな話で誰かのお役に立てたのだろうか?」と少しモヤモヤしていたら、一週間後に事務所に一本の電話がありました。「SBSラジオを聞いてビビっときました。ぜひ当法人の研修を担当してください!」というオファーでした。

その後、3か月間、ご提案や内容の擦り合わせを行い、8月30日に静岡県掛川市にある社会福祉法人 大東福祉会様にて中堅職員研修「今の働き方を見直し、明日の働き方を変える」を実施させて頂きました。プログラムは以下の通りです。
・学生と社会人の違いは何か?あなたは何のために働いているのか?
・求められる自律型人材とはどんな能力を持った人なのか?
・自分に向き合う力を鍛えよう!(自己理解・タイムマネジメント)
・課題に向き合う力を鍛えよう!(目的と目標の違いを理解する・PDCAの回し方)
・意識でなく行動を変えること。明日からあなたはどの行動を変えますか?

インプットだけでなく、一人ひとりが内省をし、感じたこと・思ったことを素直にアウトプットすることを重視した研修に努めた結果、終始、楽しい雰囲気で進行することができました。しかし、そのような中でも、今日の研修目標は学ぶことではなく、変わることである。変わるために皆さんは学んでいるはずである。皆さんは明日から何を変えますか?という研修目標は繰り返し強調させて頂きました。
最後にお電話をくれた担当者様より「ラジオを聞いた自分の直感を信じて良かったです」というお言葉を頂き、素直に嬉しかったです。

帰りの車の中でつくづく人とのご縁は大切だと感じました。
たった10分のラジオの出演を通して大東福祉会の担当者様とのありがたいご縁がありました。その前を辿れば、ラジオの出演オファーをくれた高校同級生のアナウンサーの存在があります。その前を辿れば・・・、といった感じで、全ての人との出会いは、その前を辿れば必ず誰かに繋がっていることに気がつきました。そう考えると、出会いとは偶然ではなく、やはり必然なのだと思います。

渋沢栄一氏は著書である論語と算盤の中で、「悪いことの習慣を持つものは悪人となり、良いことの習慣を多くつけている人は善人となる。」
つまり、生まれながらに良い人、悪い人などいない。習慣の積み重ねが、その人を良い人にも悪い人にもすると述べていると、私は理解しています。
ひとつのご縁は全てに通ずる。改めて一人ひとりの人間との出会いをおろそかにすることなく、丁寧に、丁寧に向き合っていこうと心に決めました。

研修後に大東福祉会のすぐ側にそびえる高天神城をちゃっかり散策しました。天下を治め徳川幕府を開いた家康公も、若き時代はこの地で生き残りをかけて無我夢中で武田氏と攻防を繰り広げていたと思うと、何だか少し励まされたような気持ちになりました。

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