時間は命そのもの

投稿日:2019.09.22

秋は過ごしやすく夜も長くなるため、読書をするのに最適な季節と言われます。読書の秋を意識したわけではありませんが、最近はいっそう本を読むことが楽しくなりました!

今月になり、改めて読み漁っているのがピーター・ドラッカー関連の著書です。きっかけは致知(人間学を学ぶ月刊誌)9月号のアドラーとドラッカーに学ぶ人間学の対談を読んだことでした。これまで何度も目や耳にしてきた言葉のはずなのですが、今このタイミングでいっそう胸に残り、改めてドラッカー教授の基本的な考え方を学びたいという欲求が沸き起こりました。

その中でも特に学びたいと思った内容が時間管理についてです。タイムマネジメントや段取り力など、時間をマネジメントするスキルを学ぶ機会は増えたように思います。しかし、ドラッカー教授の言う時間管理とは「時間を制する者は人生を制する」という、もっと深い人間の生き方や働き方の根本から捉えており、成果を上げるために必要なのは才能ではなく、習慣であり、誰もが身につけることができるものであるとも仰っています。

私が本を通してドラッカー教授から時間管理について学びを得る中で、特に印象に残ったことを2つお伝えさせて頂きます。

1つ目は、時間管理の神髄は【今ある時間をいかに使うかを考えるのではなく、使える時間をいかにつくりだすか】であるということです。スティーブ・ジョブズも、やらないことを決める重要性を述べたと言われています。今ある時間を大切にすることはもちろん大切ですが、その時間だけでは大したことは成し遂げられない。人生・仕事で成果を上げるためには時間を創造し、量を確保することから始めなくてはならないと感じました。

2つ目は、【時間は常に奪われる】ということです。ドラッカー教授はこのように述べています。「現実は、時間が全て他人にとられてしまうことである。誰でも彼の時間を奪える。現実に誰もが奪う。このことに抵抗する術はほとんどないかのようである」
耳の痛い言葉です。私もどれだけ他人の貴重な時間を奪ってしまってきたかを振り返り、反省しました。人の時間を無駄に奪わず、人から奪われないような自衛手段を講じること。それにより、はじめて自分にとっての大切な時間を確保できるのだと理解しました。

東日本大震災後に気仙沼市を訪れる機会を頂いてから、時間とは命そのものであると考えるようになりました。それは、命には限りがあることを理解したからです。自分がこの後何年生きられるかはわかりませんが、それを〇〇時間と数値で表したとしたら、日々、その命(時間)を削って生きていることになります。削られることを拒めない定めならば、主体的に使い方を選択し、前向きに削っていきたい!そんな思いで毎日生きるよう努めています。

ドラッカー教授の教えは、まさに【時間は命そのもの】であるということを仰っているようで、心が熱くなりました。時代の流れが著しく加速する令和の秋ですが、あえてスマホ、PC、仲間から離脱し、時折、読書を通して先人から学びを得る時間を確保しきることを決めました。あと自然の中を歩く時間もです。読書に散歩。齢を重ねてきたことを実感します。笑