チームは成果を上げる手段

投稿日:2020.01.19

前職時代の上司からご縁を頂き、社会福祉法人鑑石園様にてチームづくり研修を担当させて頂いております。各施設のリーダー級の職員の皆様を対象に、先日行われた1回目は「個人」をテーマに、2回目はその個人が集まり組織された「チーム」をテーマに研修を進めております。

チームづくりの基本はまずは個人の力を高めることです。超人手不足の時代には、限りある人という資源をこれまで以上に大切にすること。つまり、一人ひとりが生み出す価値「労働生産」を高めることが重要であり、政府もその実現に向けて働き方改革を推進しています。労働生産を高めるには、マニュアルに指示された通りに仕事をするだけではなく、目的や目標を捉えて自律的に働くワークスタイルを身につけることが必要であり、私はそれが強いチームをつくるための前提であると考えています。

次にチームを考える上では、そもそも、このチームは必要なのか?という視点を持つことが大切だと思います。ドラッカー教授は著書の中で、「チームとは人が成果を上げるための道具である。」と仰っています。つまり、チームとは人が成果をだすための手段であり。一人の方が成果を出しやすい仕事ならばチームは不要となります。しかし、実際には一人だけで成果を上げることは困難であり、誰かと協働をする必要がある。だからチームを編成するというのが原理原則です。もちろん、チームには人と仕事をする中でお互いが磨かれて成長をするという側面もあります。

事業を始めた起業家は最初は何でも一人で行います。しかし、取り扱う製品や仕事の範囲が大きくなれば、自ずと一人では手が回らなくなります。そこで、自分が掲げる理想を伝えて協力してくれる仲間を募り、チームを組織します。従って、私たちが所属しているあらゆるチームには「はじまり」があり、設立の動機や目的が存在しています。大事なのはまずはチームメンバーがその動機・目的を理解すること。そこを理解しなければ、自分がどのようにチームに貢献したら良いかわかりません。そのような中で仕事をすれば、非生産的になり、資源を無駄にしてしまうのは必然なことではないでしょうか。

ドラッカー教授はチームのマネジメントを担うリーダーは以下のことに心を砕かなくてはならないと言っています。「チームがどこを目指しているのか。そのためにチームメンバー一人ひとりに期待している貢献の形を伝えて、理解してもらうこと。」
私も心して歩んでいきたいと思います。