個人のキャリアと組織づくり

投稿日:2020.03.22

週刊エコノミストの中で法政大学院の石山教授が仕事への熱意を示す「エンゲージメント」について書いた記事が紹介されていました。

米調査会社ギャラップのエンゲージメント調査結果によると、日本人の仕事への熱意を示す「エンゲージメント」はかなり低いとのこと。エンゲージメント得点の日本順位は139国中132位。「熱意あふれる社員」は米国32%に対し日本はわずか6%。さらに、日本には「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が24%、「やる気がない社員」が70%存在しているという結果が出ているとのこと。ギャラップ社のジム・クリフトンCEOは、日本の得点が低い理由を、1980年から2000年頃にかけて生まれたミレニアル世代の意識と、日本企業のマネジメントの在り方に乖離が生まれているからだと説明しています。

私はこの記事を読み次のような事を思い、何が大切になってくるかを自分なりに考えました。私を含むミレニアル世代には、「自分を大切にする」という価値観が育っているのではないか。ナンバーワンよりオンリーワン。他人と比べず、ありのままの自分で良い。組織の中で個人の強みをどう生かすかを大切にしていると、日々の仕事の中で感じています。

一方で、私より一回り以上年上の先輩の皆様は、厳しい上下関係の中で育ってきたこともあり、上司や先輩の指示を忠実に守り、組織から与えられた役割をきっちりと行うことを通して会社や社会に貢献することを大切にされる方が多いように感じます。

ギャラップ社は、先輩たち世代が行う組織を重視したマネジメントと、ミレニアル世代の若い社員の個人の強みを生かしたい!という価値観との間にギャップが生まれていることが日本人のエンゲージメントが低い原因ではないかと分析しています。

どちらの世代も時代や環境の中で身に付けてきた考え方や価値観であり、どちらが正しいという類のものではないと思います。しかし、組織の成長という視点で考えると、人手不足時代に若い人材を確保し、いかに溌剌と働いてもらうかは経営の本質的なテーマだと思います。そのためには、組織のマネージャー(これからマネージャーを目指す人)は、会社の事だけでなく、働く一人ひとりの個人のキャリアを支援する力も求められてくると思います。そこに取り組んでいかないと、年々、自律的な若い人材の採用・定着は難しくなるのではないかと考えます。

そのような中、私のクライアント様でもある株式会社キャリアドライブ様では、静岡県の個人のキャリア支援や組織の活性化に貢献したいという思いから、国家資格キャリアコンサルタント養成講座静岡クラスを開講します。私も運営のお手伝いをさせて頂きます。私はこれからの時代は、個人のキャリアについて学ぶことは強い組織づくりに繋がると確信しています。東京クラス、藤沢クラスも開講されています。興味がありましたらぜひサイトをご覧ください。