第5回“これからのマネージャー”養成講座 実施レポート

投稿日:2021.02.28

2月19日に5回目の“これからのマネージャー”養成講座を実施しました。
最終回は「信頼で結ばれる強いチームをつくるには?」をテーマとし、富士酸素工業株式会社様に御協力を頂き、新オフィスを会場に使用させて頂きました。

今回のプログラムを説明する前に、レヴィン(心理学者)の関数について少しご説明させて頂きます。

■レヴィンの関数「B=f(P・E)」
Bはbehavior(行動)
Pはperson(人間性・個性・価値観等)
Eはenvironment(環境)
fは関数(function)

レヴィンの関数を私なりに要約すると、「人間の行動による成果(B)は、人間性(P)と環境(E)の相互作用によって決まる」ということになります。同じ人間だとしても、環境によって成果は変わる。反対に環境は同じでも人間が異なれば成果が変わるということです。皆様も「人は環境によって変わる」ことや、「環境を変えるために、人の配置や役割を変える」という有用性を、様々な体験の中で実感してきたのではないでしょうか。

つまり、私はレヴィンの関数に基づき、強いチームをつくるための手段は、以下の2つに大別できると考えています。
①人間(P)への働きかけ
②環境(E)への働きかけ

そこで、今回のプログラムの前半パートは①人間への働きかけについて、僭越ながら私が講師を担当。後半パートは②環境への働きかけについて、富士酸素工業株式会社の望月悠平社長に担当頂きました。望月社長には、新オフィスに込めたコンセプトの説明、施設見学のアテンド、質疑応答への回答等、お忙しい中で多大なご尽力を頂きました。

富士酸素様では新オフィス設立と同時に「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」を導入しました。ABWとは、目的や仕事内容に合わせて働く場所や机などを選ぶ働き方で、富士酸素の社員様は自分の机が決まっておらず、毎日場所を選んで働くスタイルをとっています。
望月社長は「ABW採用の目的は社員の成長である。100周年を迎えるこのタイミングで、新たな時代を見据え思い切った社員のアップデートに取り組んでいきたい。」と仰っていました。私を含め受講者の皆様も、大胆な富士酸素様の取組に大いに刺激を受けました。

今回の講座で5回に渡る“これからのマネージャー”養成講座は終了となりました。
至らない点が多く、受講者の皆様にはご迷惑をおかけしたことと存じますが、最後までお付き合いを頂き心より感謝申し上げます。受講者の皆様のアンケートの感想の一部を紹介させて頂きます。

「まずは自分自身の修身に取り組むことの重要性を学んだ。」
「人間の本質から学ぶことができ、またそこからリーダーとはどうあるべきかに落とし込んでいただいたので、スッと自分の中に入ってきた。」
「自分の考えに間違いはないと感じることができた」
「必要とはわかっていても、本業の忙しさを理由に自らの時間を使って学んだりする事が出来ない中、カリキュラムとして実施していただけるのがありがたい。」
「同地域で同じような立場の方々との意見交換できる場が良かった。即実践に落とし込める内容が多かった。」
「本講座がビジネススキルを学ぶ場だけでなく、人間としての正しい考え方を学ぶ場になってほしいと思う。」
「経営者やマネージャーによる実践発表がとても良かった。」
「どうありたいかを明確にして、そのために今何をしていくのかを再確認していく良いきっかけとなった。」

当事務所では、今回のご縁を大切に第一期修了生による座談会を企画する予定です。そして、第二期、第三期と講座を継続し、学びと繋がりを創出していくことで、良い心を持つビジネスマンの輪を地域に育てていけるよう邁進してまいります。