人材育成計画策定パートナー

投稿日:2021.03.28

富士市社会福祉協議会様にご依頼頂きました、令和2年度人材育成計画策定パートナー業務が完了致しました。各研修・ワークショップに職員の皆様が主体的にご参画下さいました。おかげで今年度計画していた目標付近まで到達することができたと感じています。

少し業務内容をご説明しますと、富士社会福祉協議会様では、平成30年4月に基本理念及び職員行動指針を制定しました。時代が変化するスピードが速まる中、基本理念に掲げる「だれもが安心してともに暮らせる地域づくり」の実現を目指していくためには、より計画的に職員育成に取り組む必要があるという課題を捉えていらっしゃいました。そこで、課題解決の方法として人材育成計画を策定することとし、微力ながらパートナーとして当事務所が伴走支援させて頂く運びとなりました。

令和2年度は管理職の皆様を中心に複数回のワークショップやアンケート等を実施しました。目的は人材育成における現状と課題を正しく把握するためです。その結果、興味深いことがわかってきました。
富士社会福祉協議会様では基本理念を実現するため、職員が必要な6つの行動指針を定めています。これからの時代を見据えて変化に柔軟に対応しながらも、福祉に対する基本姿勢は絶対に忘れない。どちらかに偏るのではなく、両方を兼ね備えた職員を目指すという理想が伝わってくる素晴らしい行動指針だと思います。

【職員行動指針】
① 私たちは、あらゆる生活上の相談に応じ、住民一人ひとりの尊厳と自己決定を尊重し、その人らしい暮らしができるよう支援します。

② 私たちは、地域に根ざした住民主体の地域活動と、住民のつながりを大切にした福祉のまちづくりを応援します。

③ 私たちは、福祉課題を地域全体の課題としてとらえ、行政と関係機関とのパートナーシップによる新たなサービスの創造や提言活動、計画づくりに積極的に関わります。

④ 私たちは、サービス利用者の価値観や主体性を尊重し、その人に寄り添う支援を行います。

⑤ 私たちは、常に自己研鑽を重ね、専門性を発揮し職員同士のチームワークと部署間の連携をすすめ、チャレンジ精神をもって業務を遂行します。

⑥ 私たちは法令と社会規範を遵守し、専門職としての倫理と誇りを持ち、信頼され開かれた組織づくりをすすめます。

この①~⑥の行動指針の実践に必要だと考えられる能力・スキルを棚卸し、管理職、一般職の皆様にそれぞれアンケ―トを行いました。次のような設問になります。

管理職アンケ―ト
この能力・スキルはあなたの部下が現在の業務を通して向上が可能であると考えますか?(はい・どちらでもない・いいえ)

一般職アンケート
あなたは現在の業務を通して、この能力・スキルを向上させていけると考えますか?(はい・どちらでもない・いいえ)

このアンケート結果をまとめたところ、①~⑥の行動指針の内、業務に一生懸命取り組めば向上できると考える能力・スキル。反対に業務の遂行だけでは向上が難しい能力・スキルの認識が管理職と一般職とでほぼ一致しました。人材育成計画を策定するにあたり、現場業務を離れて行う研修、ワークショップ、自己啓発支援等のOff-JTが担うべき役割が明確化されたように思います。引き続き本業務に携われる機会を頂けたならば、あまり固定観念に捉われず、創意工夫を凝らした課題解決方法を導き出すお手伝いがしたいと考えています。

孔子は論語の中で人間に一番大切なのは「仁」であると教えてくれています。仁とは自分と同じように他者を思いやること・愛することだと私は理解しています。今回の業務に当事務所が携わるきっかけを創ってくれた方がいます。仁の心を持った素晴らしい方です。心より感謝しております。
当事務所もあと数日で設立3年を迎えます。振り返れば仁の心を持つ多くの皆様からの温かいご支援によりお仕事のチャンスを頂戴し、育てて頂きました。まだまだ未熟ですが、感謝の気持ちを健全なエネルギーに代えて、少しでも組織や個人の成長発展のお役に立てるよう精進致します。来年度も引き続きよろしくお願い致します。