富士山の麓での安全大会

投稿日:2018.06.30

光栄なことに、富士市で40年以上近く建物解体業を営む会社様の安全大会に講師としてお招き頂きました。安全大会は7月1日から7日までの全国安全週間に先立ち行われる行事です。従業員様や協力会社様が一堂に会し、安全に対する取組を共有し、定着していくこと等を目的に開催されています。

驚くべきは、全国安全週間は日本独自の取組で、昭和3年に初めて実施されて以来、一度も中断されていないことです。第二次世界大戦中や、戦後の焼け野原になった状況でも「働く場所では決して命は失われてはならない」。きっとそんな強い想いが、継続という形に成ったのであろうと勝手に推測します。                                                   しかし、91回目の全国安全週間を迎え、グローバル化された現代においては、第1回目の啓発ポスターはなかなか刺激的です。

第1回時の啓発ポスター

炎天下のお仕事明けでお疲れの皆様に向けてのお話ですので、楽しく興味ある内容が良いと考え、前職での経験を活かし「富士登山」を題材にしました。富士登山と言うと高山病や長時間登山による体力の消耗など、「体」に対するリスクばかりが目につきますが、実際に登頂できない人の多くは、「心」に対するリスク管理ができていないケースが多いんです。

「心」に対するリスク管理とは、なぜ富士山に登るのかという目的。そのために今日は何時に出発し、何時までに山小屋に到着するという目標。このあたりが明確になっている方は、本当に富士登山を達成したい方で、心を強く持ち、自発的にあらゆるリスクから身を守る行動ができます。一方、なぜ富士山に登るのかが曖昧だと、心が弱くなり、次第に体調も悪化してきます。自分の体を自分で守るためには、目的や目標が必要になります。

これからはICTを活かして未来を創る時代に突入し、押しつぶされそうな情報量の中で働いていくことになります。そんな中においても笑顔で働き続けるためには、自分らしく働くことに対する目的や目標を語れることが大事になってくると私は思っています。