「会社と社員の共に成長するための社員面談の実施」-社労士オフィスろーど事務所日記-

投稿日:2024.07.07

社労士オフィスろーどの鈴木智香です。
今回の事務所日記では、毎月実施している「社員面談」についてご紹介させていただきます。

社員面談を実施する目的

ろーどでは、2つの目的で毎月社員面談を実施しています。

  • 私達社員が会社の社是や経営理念を理解し、全員が同じ方向を向いて成長するため
  • 仕事だけでなく、生活面を含めた社員の支援を実施するため

ろーどは経営理念に「全従業員の物心両面の幸福」を掲げています。

少し難しい言葉ですが、私は従業員が仕事を通して安定的な収入を得ること、仕事を通して成長することで、自分自身が物質的にも精神的にも充実し、明るく前向きに日々を過ごせることだと理解しています。

しかし、仕事中ではなかなか打ち明けられないプライベートな悩みを抱えることもありますし、それによって仕事に対する姿勢や考え方が変化することがあります。

毎月の面談では、自分の中の変化や認識の違いに気づき、それが会社と目指している方向と違う方向であれば調整するような時間でもあります。

実施方法

実際にどのように毎月面談を実施しているかご紹介させていただきます。

①  振り返りシートの作成

まず、毎月5日までにこちらの”振り返りシート”を作成し、チームリーダーに提出します。
1~8の項目は、ろーどが掲げる行動指針になります。
この行動指針にそって仕事に取り組むことができたかどうかを自己採点を行い、その理由も記載します

② チームリーダーとの面談

振り返りシートをチームリーダーへ提出した後は、毎月10日までにリーダーと1対1で面談を実施します。
チームリーダーとの面談は、振り返りシートをもとに具体的な業務に関する話をすることが多いです。
面談では自分のできたことや反省点を客観的にリーダーに整理してもらい、次月の具体的な改善案と目標を一緒に考えます。
面談終了後は、チームリーダーは振り返りシートにコメントを記入し、社長に提出をします。

③ 社長との面談

チームリーダーが提出した振り返りシートをもとに、社長と面談を実施します。
この面談は、仕事だけでなく生活面を含めた社員の支援を実施することも目的としています。
日々の業務に関する話はチームリーダーとすり合わせていますので、社長との面談ではプライベートな悩みや漠然とした不安なども正直に打ち明けることが多いです。
面談内容によっては、社長が会社として配慮・サポートできることがないかを検討いただき、解決に向けたご提案をいただくこともあります。
“社長面談”と聞くと叱られたりするのではないかと身構えてしまう方もいるかもしれません。しかし、この毎月の面談は、従業員が社長に話を聞いてもらう貴重な機会となっています

社員面談を通して感じていること

私は現在子育てをしながら、ろーどで勤務をしています。
入社当初は「仕事と子育ては別物だから割り切ってそれぞれ自分が対応しなければいけない」と考えており、子育ての悩みは仕事に持ち込むべきではないと考えていました。
しかし同時にそこに対してプレッシャーも感じていました。
今では、「明日から毎日子供のお弁当を用意しなければいけなくなった」
「今は保育園に預けているが、子供が小学生になったらどういう働き方をすればいいのだろう?」など、自然と職場でも育児に関する相談をする場面があります。
なぜなら、ろーどは行動指針の1番に、「従業員は家族です。互いに助け合います。」と掲げており、その“家族”が悩んでいるのであればみんなで解決しようと考えているからです。
そして私がこの会社の家族であると感じられる要因のひとつに、この毎月の社員面談の取り組みがあります。
必ず毎月1人1人の話を丁寧に聞き、真剣に応えてくれるチームリーダーと社長の姿勢に、私は大きな安心を感じています。
仕事と生活との悩みを1人で抱えるより、一緒に悩みに寄り添っていただくことで、プライベートも仕事も前向きに取り組めるようになりました
そして、私のことを真剣に考えてくれているこの会社に貢献したい、貢献するために自己成長したいと考えられるようになりました。

今はまだご指摘をいただくことも多い私ですが、私の成長をサポートしてくれている今の環境に感謝し、ひとつひとつの仕事を丁寧に対応していきたいです。

鈴木 智香

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