入社からの3年間を振り返って ~社労士オフィスろーど事務所日記~

投稿日:2025.03.30

社労士オフィスろーどの川名です。

この度、3月31日をもちまして、社労士オフィスろーどを退職することになりました。

高校卒業後に入社してからの3年間、顧問先の皆様や関係者の方々には大変お世話になりました。
最初は右も左も分からないままのスタートで、至らぬ点も多く、ご迷惑をおかけしたこともあったかと思います。
それでも、皆様から温かいお言葉やアドバイスをいただき、今日まで続けることができました。
この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

今回の退職にあたり、3年間働いて、私なりに感じたこと、学んだことを少しお伝えしたいと思います。

実際に働いて感じた、学生と社会人の違い

「考える目的」が変わるということ

働く中で最も大きく実感したのは、「考える目的」の違いでした。

学生時代は、「良い成績を取ること」、先生や学校から「自分がどう評価されること」が目標であり、矢印の方向は自分自身に向いていました。
それに対して社会人は、「どれだけ相手やお客様のお役に立てるか」を考えなければいけないことに気づきました。

社会に出て最初の頃は、上司やお客様に言われたことを正しく実行することが仕事だと思っていました。しかし、それだけでは上手くいかないことが多く、試行錯誤する日々が続きました。

そんな中で、人生の先輩方と過ごすうちに気づいたのは、「自分の行動が相手やお客様の役に立たなければ意味がない」ということでした。

このことを意識し始めると、少しずつ「ありがとう」と言われる機会が増え、会社でもより多くの仕事を任せていただけるようになりました。
仕事の本当のやりがいや意味を理解し始めた瞬間だったと思います。

Roadで働くことを通じて学んだこと

誠実であること、謙虚であること

ミスや失敗は誰にでもあるものです。時には隠したくなることもあるかもしれません。
しかし、どこかで必ず発覚し、その後の対応の方がはるかに大きな問題となってしまいます。
また、上手くいかなかった時に環境や他人のせいにしても、そこからは何も学べませんし、
周囲の信頼を得ることもできません。

Roadで大切にしていたことは、自分の失敗を素直に認め、誠実に向き合うことです。
それが結果として信頼につながり、成長へとつながることを実感しました。
また、努力を重ねて成果が出ると、自信がつきます。
しかし、そこで傲慢にならず、謙虚な姿勢を持ち続けることが、さらなる成長へとつながるのだと強く感じました。

今後に向けて

<今後の目標>
誰かの憧れであること

少し恥ずかしい目標ですが、Roadで過ごした3年間を経て、私はそうあるべきだと感じるようになりました。

同世代の仲間や友人と話していると、「何を目指せばいいのか分からない」「好きなことをやれと言われても思いつかない」「今のままでいいのか不安」といった声をよく耳にします。
多くの人が将来に迷い、なんとなく毎日を過ごしていると感じます。
私もその一人でした。

しかし、Roadでの日々を通じて、自分が進みたい道を見つけることができ、今はその目標に向かって毎日を過ごしています。
だからこそ、たとえ職種や夢が違っても、私の考え方や生き方に共感し、目指したいと思ってもらえる存在になれたら、誰かの人生を少しでも豊かにする手助けができるのではないかと考えています。
そして、そういう人が増えれば、地域全体もより良くなっていくはずです。

この目標が達成できているかどうかは目に見えるものではありませんが、それでも「誰かの憧れであること」を生涯意識し、かっこいい生き方ができるよう、これからも努力を続けていきます。

最後に

この3年間、Roadで過ごした時間には反省すべき点も多々ありますが、後悔はありません。
そして、退職を決意したことにも後悔はありません。

Roadでの経験や、皆様から学ばせていただいたことを通じて、どこにいても変わることのない原理原則を身につけることができたように感じます。
この貴重な学びを胸に、新たな場所でも地域社会に貢献できるよう、精一杯努めてまいります。

最後になりますが、これまで支えてくださった皆様への感謝を申し上げるとともに、
皆様のご健勝とさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

川名 天翔

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