日本一のチームに迫る

投稿日:2018.08.19

今年の4月より、母校清水東高校サッカー部を少しでも応援しようと、公式ウェブサイトのリニューアルのプロジェクトに参画しています。その一環で、大変光栄なことに元清水東高校サッカー部の監督である勝沢要先生を同級生2人と共にインタビューさせて頂く機会に恵まれました。勝沢先生は、清水東高校サッカー部のご出身で、27歳で教員として母校にお戻りになり、21年間サッカー部の監督を務め、その間にチームを4度の日本一(総体3回、選手権1回)に導いた名将であり、私たち30代のOBにとっては、憧れの存在を超えた歴史上の人のような存在でした。

ずっとお伺いしたかったことを遠慮なく質問させて頂きました。
「現在、日本サッカーを牽引している先輩達は高校時代どんな生徒だったのか」「横断幕に掲げられた“ねばれ はしれ 清水東”にはどんな意味が込められているのか」「6万2千人が駆けつけた国立競技場で日本の頂点に輝き、校歌を歌った時、何を思ったのか」等々。

詳しくは同級生が記事にし、9月1日よりリニューアル予定の公式ウェブサイトの中の企画「BLUE LEGENDからのメッセージ(仮称)」にて掲載予定ですが、勝沢先生の真摯に言葉を紡ぎ出す言動の中から、私なりに強いチームをつくるためのヒントを得ました。

それは『不易流行』。
「本気でサッカーをすること」「精神力」「初志貫徹」「一生懸命やれば必ず報われる。」勝沢先生の口から出たストレートな言葉は、子どもの頃、大人達からよく言われた記憶があります。自分が大人になったからか、時代が変わったからか、最近ではそんな実直なメッセージを受けとる機会がほとんどなくなったように感じます。変えてはいけないものは絶対にある。その上で、時代に調和し、変わり続けていかなくてはならないこともある。まさに不易流行です。ただ最近は変えることへの意識ばかりが強く、絶対にブレてはいけないものと向き合う時間が削られる傾向にあるのかもしれません。時には自分が何者なのか。どんな信条や価値観を持って、一度きりの人生で何を成し遂げたいのか。そんなことを一人で愚直に考える時間も大切だと思いました。

勝沢先生は私たちが遠く見えなくなるまで自宅の外で深々と頭を下げて見送ってくださいました。その姿勢から組織のリーダーに最も必要なことも学ばせて頂きました。

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