あるきっかけを頂き、昨年から交流分析という心理学を継続的に学んでおります。光栄にも先日の日本交流分析協会の静岡支部大会の中で実践発表をさせて頂く機会に恵まれました。
交流分析(Transactional Analysis)とは、アメリカの精神科医エリック・バーンにより1950年代に創始された人間学的心理学の哲学を持った心理療法です。人間は一人では生きていけない動物であり、幸せを実感するためには「人との関わり」が不可欠と言われています。交流分析は人間関係の形成、心身の健康維持、組織の活性化等、様々な視点で実用されています。聞くところによれば、30年程前は多くの企業において交流分析を社員研修で学んでいたとのこと。現在、流行している「アドラー心理学」や「アンガーマネジメント」という学問の源流も交流分析であり、まさに人間同士がいかに関わり幸せを実現していくか、という本質的な学問だという印象を抱いております。
交流分析を学ぶ目標は「自律性の確立」。非常に共感します。エリック・バーンのこの言葉に自律性の確立という意味が込められていると思っています。
「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる。」
そんな静岡支部大会にて実践発表のオファーを頂き、快諾したものの、真摯に向き合ってみると、学び始めたばかりの私には実践発表は荷が重く、何を話すべきか非常に迷いました。迷った結果、未熟な私ではありますが、聞いている会員の皆様にとって何か一つでも得られるものがあるとしたら、それは私が本気で取り組んできた事実であると考え、『公務員という舗装された道ではなく、道なき道を歩みたい』というタイトルで発表をさせて頂きました。
・30歳の時に自立し、自分らしく生きたいと思った。
・発意から独立までは感情・思考・行動を一致させて取り組むことができた。
・実際に独立してみると、「自分らしく生きる」なんていう目的地はどこにもなかった。自分の前には舗装された道はなく、いかにこれまでの環境が恵まれていたのかという事実に気がついた。
・道なき道を必死で歩むことは初めは辛かったが、自分の足で歩くので、ピッチの状態、目の前の景色の音や色、人の表情に敏感に気がつけるようになった。心が豊かになったような気がします。笑
・愛の反対は無関心。自律の反対は他律。私は自律している人からは愛を感じます。これからも自分の生き方は自ら選択し、道なき道を歩んでいきます!
年次大会後の懇親会では交流分析を学ぶ大先輩から多くを学ばせて頂きました。良き1日を迎えられたことに感謝です!
前職時代に出会ったある知人が、「西野亮廣氏を招いて富士市で8/24に講演会を主催します!」と力強くチラシと書籍を事務所に届けてくれました。本を読んでみたら非常に面白い。私も協力させて頂くことにしました。当事務所でもチケット(S席のみ)の在庫があります。興味がある方がいましたら、ぜひご連絡ください!