富士山ビジネス合宿セミナーのフォローアップ研修を実施しました。
本セミナーは静岡県側の富士山開山にあたる7/10に合宿を開催し、2ヶ月間の現場での実践期間を経て、9/10の閉山日にフォローアップ研修を行っています。目標を自律型リーダーに必要な考え方や習慣を身につけることとし、2ヶ月間のトレーニング期間を通して、主体的に自らの行動を変えることにチャレンジしています!
フォローアップ研修では、自分が誓った行動宣言について、十分に実践出来ている状態を100点とし、自己採点をして頂きました。そして、点数が低く実践できていない行動については、どうして実践できていないのかをグループで話をしてもらい、その解決策について意見交換をして頂きました。
話し合いを見守る中で気がついたのは、会社の違うメンバー同士での話し合いは、その会社独自の常識だけでは通用しないので、建設的でシンプルなフィードバックに繋がりやすいという点です。
フィードバックを受けると、最初は「うちの会社や職場のことを全然知らないから、そんなことが言えるんだよ!」といった反応をされる方もいます。しかし、その会社の常識に染まっていない他者の意見は、論理的で的を得ていることが多いです。すると、フィードバックがじわじわと頭の中に染み込んでいき、「もしかしたら、自分にいたらない部分があるのでは?」と、他人や環境に向いていた指先が徐々に自分に向き始め内省が促されます。研修中はそこまでは思わなかったけど、次の日にフィードバックが浸透し、改めて内省が促されるというケースを、私は何度も経験しています。
自分では気がつくことができない自分は必ずいます。そんな自分に気づき、成長していくためには、耳の痛いフィードバックをしてくれる人の存在が必要です。しかし、来年4月からは大企業でパワハラの規制法が施行(中小企業は同時期に努力義務、その後2年以内に義務化)され、職場内で適格な指導をしてくれる上司・先輩の数は大幅に減少すると思われます。なぜなら、指導すること自体がその人にとってリスクとなるからです。
間違っていると思いながらも、面倒だしトラブルになっても嫌だからと、周りの人がフィードバックしてくれない時代になるんだろうなと思います。
だからこそ私は耳の痛いフィードバックをくれる師匠・先輩・後輩のことを信頼し、主体的にお付き合いをさせて頂いております。