仕事、読書、仕事、読書・・・。それはつまり、学ぶ、実践、学ぶ、実践・・・。
最近はこのような日々を過ごしており、学びは実践してはじめてものになるという活学の重要性を深めるとともに、実践の場(仕事)を与えてくださるお客様や仲間に心より感謝をしております。
ビフォーコロナから状況が大きく変化し、国も地域も会社も個人も、これから変わらなくては!という意識が伝わってきます。そして、多くの組織や個人が直面している課題が「変わらなくてはならないのは理解できるが、一体どう変われば良いんだ?」ということではないでしょうか?
当然ですが模範解答はありません。しかし、興味深いのはお客様や知人とお話をさせて頂く中で、この厳しい状況をピンチではなく「チャンス」と捉えている人がいます。チャンスと捉える人の中には、客観的な物質的(仕事・収入)視点からみると、明らかにピンチを強いられている方も少なくありません。それにも関わらず、なぜその方たちは前向きにチャンスと捉えることができるのか?
そんな問いを考えていたら、面白いことに気がつきました。それは、チャンスと捉える人は、コロナ云々ではなく、思い返してみると、いつもチャンスだと捉えてチャレンジしていました。チャレンジした経験を蓄積し、成長し続ける習慣が身についていた方だったのです。つまり、ピンチと捉えている人は、日頃から物事をネガティブに受け止める習慣が身に付いているのかしれません。
そのように考えると、今回の状況をチャンスと捉る人とピンチと捉る人の境界線は、物質的な要因よりも、その人の考え方や習慣によるところの方が大きいのではないか。将来は何が起きるかわかりません。再び現在のような状況が繰り返されるかもしれない。物質的な要素に依存し過ぎると、それが崩れた時に幸せから遠ざかるリスクがある。しかし、反対に心理的な方面に目を向けて、良き習慣を培っておけば、「よし、やってやるぞ!」と何度でも立ち上げることができる。人生100年時代です。長く先が見えない人生を楽しく歩み続けるには、改めて、人間力を磨き良き習慣を身につけることが大切だと痛感します。
最後になりますが、私は変わらなくてはならないけど、変え方が良くわからない時には、あえて「変えてはいけないもの」に立ち返るようにしています。田舞徳太郎さんは著書/増収増益の中で、リーダーが変えてはならないことは「①創業の精神」、「②顧客満足」、「人材育成」だと仰っています。
個人に置き換えてみると、「①初心」、「②感謝すること」、「③学び続けること」となるのではないでしょうか。
変え方がわからなければ、一度、変えてはならないものに向き合ってみてはいかがでしょうか。意外とそこからヒントが生まれてくるかもしれません!