未来から現在を考える

投稿日:2020.06.14

今週も出会いに恵まれました。新たに「アドラー心理学講座」と「経営実践塾」という二つの学びをスタートしました。

まずアドラー心理学講座。アドラー心理学との出会いは5年以上前に「嫌われる勇気/ (著者)岸見一郎さん、古賀史健さん」という本でした。アドラー心理学の特徴は、人は過去の「原因」によって突き動かされるのではなく、いまの「目的」に沿って生きているという目的論の立場をとっていることであり、その捉え方に強く共感したことを覚えています。
【フロイトの原因論による考え方(アドラー前の主流の考え方)】
(例)子どものころにいじめられたから、社会でうまくやっていけなくなってしまった。
【アドラーの目的論】
(例)社会にでて色んな人と関係をつくりたくないから、子どものころにいじめられた経験を持ち出して理由付けをしている。

6月7日に素晴らしい先生との出会いがあり、10日の水曜日からセミナーを受講することを瞬時に決定し、行動しました。以下は先生のお話で印象に残ったことです。
・人間の人生を自動車でのドライブに例えてみる。
・フロントガラスは「①認知」。ハンドルは「②願望」。タイヤは「③行動」
・「①認知」は物事を知る事又はその物事に意味づけをすること。
・「②願望」は~したいという人間の欲求。
・「③行動」には前輪と後輪がある。前輪は行動と思考。後輪は感情と身体反応。
・私たちは「①認知」「②願望」「③行動」のサイクルをまわしながら人生ドライブをしている。
・もし、自分の人生ドライブが不快だと感じたなら、3つの機能のどこかに問題がある。
・例えば自分の分を大きく超えた欲求を持っていることが不快の原因だとしたら、適当な「②願望」を抱けるよう改善を行う。
・「③行動」を変える際には前輪である行動と思考を変えること。後輪は前輪に追随するものであり、直接的には変えにくい。

私が感じたことです。過去のサイクルが現在をつくっている。そして現在のサイクルが未来をつくる。現在のサイクルが適当かどうかを点検するためには目的地(未来)の確認が必要となる。つまり、未来という目的地から今の自分を見直せるかどうかが重要なのかと思いました。

そのような中、13日に尊敬する顧問先の社長にご紹介頂いた経営実践塾に参加させて頂き、経営の視点からも「未来から現在を考える」ことの大切さを学ばせて頂きました。以下はその勉強会の中でのある経営者の言葉です。
『自分がやっている事業の資源を棚卸し、その資源を確認した上で、これからどんな事業ができそうかを描くことも大切である。しかし、このコロナ禍という大きな転換期には、10年先の理想の未来を明らかにし、未来から今を見直す視点こそが必要なのではないか。』

私が参加すること自体が場違いと思うほど、理念に基づき日々真剣に社員様と向き合い、実践を続けられている経営者の皆様の言葉には大きなエネルギーを感じました。Zoomでこの迫力ですから、リアルな勉強会であったなら倒れてしまうのではないかと思うほどのパワーでした。私も自分や家族だけなく、周囲の方の幸せを支えられるような器のある人間になりたい、ならなくてはならないと思いました。

そして、今朝、ブログを書きながら2つのセミナーの学びがまとまってきました。
これまでの私は現在の自分のレベルや状況を踏まえ、未来を描くスタイルで生きてきました。それは、未来から現在を逆算することができなかったからです。しかし、37歳にして、ようやく未来から現在を考えることができそうな感じがしています。なぜそうなれたのか、その理由は、本当の意味で人間の命(時間)に限りがあることを理解できたからではないかと整理しました。

20代の頃にお世話になった大先輩から結婚のお祝いが届きました。感謝の気持ちをエネルギーに変えて頑張ります!

Menu