顧問先である井出信石油様よりご依頼を頂き、新規事業創出プロジェクトに参画をさせて頂いております。本プロジェクトは目の前の業務対応とは切り分け、2~3年後の会社の未来を見据えた取組になります。マネージャークラスの3名の社員様と私とで4名のチームを編成し、毎月社長に進捗を報告しながら、1年後に時代に沿った継続可能な新規事業を創りあげることを当面のゴールに設定しています。
7月は以下の事項の共通理解を図るため、2回の研修からスタートしています。
●これからの時代を捉える(人口減少・超高齢社会/コロナによる価値観・行動の変化)
●チームで力を発揮するための条件
●目的と目標の違いを正しく理解した計画の作り方
●計画をつくる上で大切にする3つの視点
①企業理念に沿ったものか?
②時流に沿ったものか?
③自社の強みは生きているか?
●PDCAサイクルを運用し、事業を磨き上げる
井出社長はじめメンバーの皆様としっかりと手を取り合い、必ずや1年後に新規事業がスタートできるよう、精一杯、伴走支援をしてまいります。
コロナ禍において、井出信石油様のように「今」求められる対応とは別に、『未来』に向けたプロジェクトを社内で起こし、進行中の顧問先様・関与先様をいくつか知っています。
私はこの取組こそが、コロナ禍における課題を解決するための本質的かつ適切な企業活動であると考えています。
確かに借入金の調達、持続化給付金、雇用調整助成金をはじめとする申請事務も、「今」を乗り超えるために迅速に対応しなくてはならない重要な仕事です。しかし、その効果はあくまで止血に過ぎず、出血原因の解決にまでは至りません。
出血原因を解決するためには、過去のビフォーコロナの時代の取組を手放し、『未来』を見据えて、自社の事業がコロナと共に歩み、成長していける形へと変化させていくしかないと思います。
中国古典の易経では、【事業】を以下のように定義しています。
「時に応じて物事を切り盛りし、適宜に処置して変化させ、さらに推進して物事を通じさせる。この変通の道理によって社会の道を整え、民を導くことを事業という。」
時代に応じて絶えず変化し、お客様や地域社会のお役に立つ取組こそが【事業】であると理解しました。私も事業家になれるよう邁進いたします。