昨年9月よりNPO法人シンセア様における職場環境改善プロジェクトのアドバイザーとして伴走させて頂いております。
1月28日には、富士市、長泉町、静岡市清水区・葵区の4か所のホーム長、本部の幹部の皆様が集まり、本プロジェクトを総括し、職場改善に向けたルールを決めるワークショップを行いました。2月にプロジェクトチームは無事に役割を終え、一旦解散となる予定です。
コロナ禍の中、法人内にプロジェクトチームをつくり、約半年間に渡り、目的意識を持ち、粘り強く取り組んだ価値あるプロジェクトであったと思います。そのプロジェクトの概要についてご紹介させて頂きます。
【令和2年9月】
■スタートアップ会議
プロジェクトの目的の共有、目的達成のための計画を策定、プロジェクトチームの立ち上げ及びリーダーの決定。
■プロジェクトチーム会議
毎月1回開催、プロジェクトの進捗確認、課題事項についての協議。
【令和2年10月】
■管理職向けハラスメント研修
ハラスメントの定義、具体的な類型・事例の共有し、ハラスメントが与える影響を理解することを目的に実施。
【令和2年11月~12月】
■ハラスメントアンケートの実施
法人内で起こっているハラスメントに関する現状を把握し、適確な手立てを講じることを目的にアンケートを実施。年内に取り纏め、全スタッフに共有。アンケート結果(実情)を踏まえた上で、新年の一般職向け研修に臨んで頂くよう、各施設に伝達を行った。
【令和3年1月】
■管理職欠席者研修
10月の研修を仕事の都合で欠席せざるを得なかった管理職を対象に、欠席者研修を実施。本プロジェクトでは、全員の管理職がハラスメントについての共通理解を図ることを重視した。
■一般職向け研修
4か所の施設をオンラインで繋ぎ、2回に分けての研修を実施。アンケートの結果からハラスメントが他人事でないないことを理解し、ハラスメントの基礎知識を修得することを目的に実施した。
■ホーム長会議内でのワークショップ
半年のプロジェクト結果を踏まえ、現場の課題の洗い出しを実施。抽出された課題を解決するための解決案について話し合いを行った。
本プロジェクトのゴールは、事実に向き合い、課題を明確にし、課題解決方法を決定することでした。課題解決の方法は職場改善のルールとしてまとめられ、今後はそのルールの運用をし、PDCAサイクルをまわしていくという次なるフェーズへと進んでいきます。
本プロジェクトを通して、当事務所も多くの学びと出会いを頂きました。
お声がけを頂いた髙田竜太郎 理事長をはじめ、プロジェクトメンバーの皆様には心より感謝申し上げます。