心を高める習慣を継続することを大切にしています。
心とは、尊敬する稲盛先生(京セラ名誉会長)曰く、考え方です。稲盛先生は、仕事・人生の成果を以下の式で表しており、考え方だけはプラス100からマイナス100まであると、考え方の重要さを説いています。
仕事・人生の成果 = 考え方(+100~-100)×能力(0~100)×情熱(0~100)
そして、考え方とは、良い心を持つことであり、良い心とは次のような事であると、京セラフィロソフィの中で教えてくれています。
①前向きで建設的であること
②みんなと一緒に仕事をしようとする協調性があること
③明るいこと
④肯定的であること
⑤善意に満ちていること
⑥思いやりがあって優しいこと
⑦真面目で努力家であること
⑧利己的ではなく強欲ではないこと
⑨足るを知っていること
⑩感謝の心を持っていること
私のような未熟者は、時として怠けたいと思ったり、人を妬み、素直に認めたくないと感じてしまう事がしばしばあります。しかし、そのような気持ちを放置していますと、心は雑草だらけになり、悪しき心になってしまうわけです。上記の式に当てはめると考え方がマイナスとなりますので、如何に賢く生きるためのスキルやテキクニック等の能力を高めたところで、仕事・人生の成果はマイナスになってしまうのだと理解しています。つまり、大切なのは絶えず心に生えてきた悪しき心の要因たる雑草を抜き去り、良い心の芽が健全に育つ習慣をつくることだと思います。具体的な習慣として、私は以下の事を実践しています。
①古典から学ぶ
・車内では「論語」をはじめとする古典を聞く。
・致知(人間学を学ぶ講読誌)を読み、月に一度、F-designのメンバーと感想をシェアする。
②優れた先輩に学ぶ
・尊敬できる先輩から直接学ぶ。
③自然を体感する
・休日はスマホやテレビから離れて自然の中で過ごす。
④学んだことを実践する
・学んだことを自らの人生・会社経営の物差しとして実践する。
先日、お昼時にクライアント様の店舗に書類をお届けに行くと、親方がお弁当を差し入れてくれました。コロナ禍で大変な状況下でも、相手を思いやることを忘れない親方の心遣いに感動しました。感謝の気持ちと共に特大かつ丼を頂きました。
私も心を磨き、他者に尽くせる人を目指し、絶えず精進し続けたいと思います。