万燈行

投稿日:2021.03.14

本日はF-designで月に1回開催している「富士山にこにこ木鶏会」の日です。この勉強会は人間力の向上を目的としています。

F-designは年度で事業を行っています。年が明けてからは新年度事業に向けた準備を各チームで行っているのですが、「人間力とは何か?」という根本的なテーマについて真剣に議論を積み重ねてきました。その結果、F-designでは人間力の向上とは、自らの心を高めること、そして仲間と力を合わせて共に歩むことと定義させて頂きました。来年度はより良い勉強会に成長していくと確信しています。どなたでもご参加頂けますので、ご興味がある方は是非こちらをご覧ください。

富士山にこにこ木鶏会は人間学を学ぶ月刊誌致知を読んでの感想文をシェアする形で行います。今回、私が感想文のテーマに選んだのは安岡正篤先生に関する対談記事でした。今朝、改めて読み直し、心が洗われ、大変気持ちの良い朝を迎えることができました。
安岡先生との出会いは約2年前の致知出版社主催のセミナーでした。セミナーの最後に安岡先生が説かれた萬燈行(まんとうぎょう)を致知出版社の社員の皆様が力強く唱和されました。その時は詳しく言葉の意味はわかりませんでしたが、皮膚から強い衝撃を感じ、鳥肌がたったのを覚えています。まさに感動した瞬間でした。それ以来、定期的に安岡先生の難しい本を必死に食らいつきながら読むことが習慣となりました。

【萬燈行】

内外の状況を深思しましょう。

このままで往けば、日本は自滅するほかはありません。

我々はこれをどうすることも出来ないのでしょうか。

我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。

我々が何とかするほか無いのです。

我々は日本を易(か)えることが出来ます。

暗黒を嘆くより、一燈を点(つ)けましょう。

我々はまず我々の周囲の暗を照す一燈になりましょう。

手のとどく限り、至る所に燈明(とうみょう)を供えましょう。

一人一燈なれば、萬人萬燈です。

日本はたちまち明るくなりましょう。

これ我々の萬燈行であります。

互に真剣にこの世直し行を励もうではありませんか。

 

これからも地域に根ざし、一燈を灯せる活動ができるよう、精一杯精進に努めます。

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