5月を迎えました。気持ちの良いゴールデンウィークも終わり、明日からは忙しい日々が始まります!
最近は有難いことに時間管理の実践法(タイムマネジメント)についての研修を依頼される機会がしばしばあります。コロナ禍において「時間」という資源の重要性が見直されてきているのでしょうか。
私のような未熟者がタイムマネジメントについてお話をするのは甚だ恐縮です。しかし、時間を有意義に使うよう日々努力はしていますので、その実践事例の紹介であればということでお引受けさせて頂いております。
振り返れば、開業したばかりの3年前は「時間を有効に使うぞ!」と意気込んでいました。しかし、時間が経過し、少しずつ仕事が増えていく中で「時間を有効に使い、仲間と協力しないと仕事が回らないぞ!」という感覚に変わっていきました。現在も一生懸命に仕事に取り組む毎日ですが、気がついたら一緒に働いてくれる仲間が3人できていました。本当にありがたいことです。
少しだけ研修でお話をしている一部をご紹介します。
■お金と時間の違い
お金は貸し借りできるし、貯蓄しておくことができます。しかし、時間は私たちがオギャーと生まれた時から一瞬たりとも止まることなく動いています。もちろん貸し借りもできなければ、貯蓄しておくこともできません。この差が生まれるのはなぜでしょうか?
私はその理由を次のように考えています。時間は有限であり、生きとし生けるものには必ず終わりがあります。ですので限られた人生をなるべく効果的かつ効率的に生きようと思い、人間がお金を創り出しました。従ってお金のルールは人間が自由に変えることができます。
一方で、時間は天が創りしものですから、人間がルールを変えようとするのは恐れ多いことであり、不可能なことなのです。お金も大切ですが、それ以上に尊い時間という資源にもっと真剣に向き合うべきではないでしょうか。
■有効に時間を使うことで4つの資産を蓄える
質問です。一生懸命働いて月給25万円をもらうのと、ひたすらサボって月給25万円をもらうのとではどちらが得だと思いますか?新入社員研修でこの質問をすると9割以上の方がサボってお金をもらうほうが得だと答えます。しかし、本当にそうでしょうか?
人生100年時代を生きぬくためには、以下の4つの資源が必要だと言われています。
①経済資産:貯蓄、仕事を持つ力、付加価値を生む力
②健康資産:心身の健康、意欲、身体を使う力
③社会資産:家族、友達、社会との関わり、発信力、共感力
④変化資産:挑戦意欲、変化に対する柔軟性、対応力、好奇心
きっと皆さんは目先のもらえるお金だけを物差しにしてどちらが得かと考えているのではないでしょうか?
経済資産です。今後は変化し続ける時代です。貯蓄を持っておくことも大切ですが、それ以上に仕事を持つ力・雇用され得る資産を蓄えていくことが大切です。一生懸命働き自己を磨いた方が蓄えやすいことは言うまでもありません。
健康資産です。サボって働くやり方は健康的にあまりよくありません。他人がみてなくても、正しくない行為をしていることを自分が一番見ています。これからの健康は体以上に心だと思います。
社会資産です。自分のレベルはお付き合いしている友人の平均値だということが言われたりします。一生懸命働いている人の周りには一生懸命働く人が集まってきます。サボッている人の周りにはサボッている人が集まってきます。真の友は前者から生まれると信じています。
変化資産は言うまでもありませんね。これからの時代に最も必要な資産だと言われています。
人生の中で働く時間は長いです。ですから働く時間を上手に使い4つの資産を蓄えることは、幸せを持続することに繋がると思うのです。
では、どのように私がタイムマネジメントしているか。ということで実践事例を紹介しております。
先日、同級生の子ども達と事務所の近所の公園で遊びました。
時には時計を見るのを忘れて、夢中で遊ぶ時間も良いものだなあと感じました。