最近は顧問先様の採用のお仕事に関わっております。
学生と面談をする中で入社先の決め手は何かと質問すると「自分を成長させてくれる会社」、「社会に貢献できる会社」と答える学生が多いです。人材紹介会社が公開しているアンケート結果からもその傾向を確認することができます。
収入や会社の規模以上にそのような視点を重視すること自体は素晴らしいと思います。しかし、自分を成長させてくれる会社、社会に貢献できる会社を簡単に定義するのは難しく、こんなはずではなかったというミスマッチも起こりやすい状況ではなかろうかと感じています。
また、「好きなことを仕事にしたい」という若年者も増えているように思います。私が受けている印象としては、好きなことを仕事にしたいと考えて実践するタイプの方はやや苦戦されている方が多いように思います。なかなか簡単な道ではないのでしょう。
一方で、好きでもない会社・仕事であったものの、一生懸命やっている内に今の仕事が好きになってしまった。こういうケースも少なくありません。こちらのタイプの方は人生を生きるコツを会得したかのように、わりと順調に成長されていく方が多いように感じています。発展を遂げやすい道なのだと思います。
好きなことを仕事にするか、目の前の仕事を好きになるか。もちろん正解はありません。
私が感じていることを少し述べさせて頂くと、私はいまだに何の仕事が好きで、何の仕事が嫌いかよく分かりません。天と親に授けて頂いた人生であることを踏まえると、そもそも仕事の好き嫌いすること自体があまり良くないのではないかとは思います。自分を信じて依頼して下さったお客様やお仕事に感謝して精一杯尽くすこと。それを実践し続けることで自らが成長し、結果的に少しは社会に貢献できるものと考えています。
好きなことを仕事にする。今の仕事を好きになる。どちらも素晴らしいことです。
周りの人の意見に左右されずに、自分に合った生き方を選択できる強さが大事だと思います!