富士山御蔭祭のご紹介

投稿日:2022.02.27

2月23日に富士山御蔭祭の神事に参列させて頂きました。
本事業には社労士オフィスとーどとして協賛し、私自身も実行委員として参画をさせて頂いています。

今回は新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、イベント自体は中止となりましたが、絵画コンクールにはたくさんの子ども達が応募してくれました。各々の心の中にある富士山の存在や印象が表現されているように思います。こちらからご覧いただけます。ご覧頂けましたら嬉しいです。

私は、この事業の目的に共感して参画させて頂いています。目的は次の通りです。

■目的

富士山麓に住む人々は、さまざまな富士山の恩恵に浴すことにより、この地に根付き、生活することができている。山肌を覆う森林資源はもとより、そこに降り注ぎ、大地を潤す雨や、頂きを白く染める雪が地下から豊富に湧き出ることによって、この地に産業が生まれ、発展することができた。

また、「信仰の対象」「芸術の源泉」として世界遺産にも登録されているように、富士山はこの地に住む人々にとっても、精神的にも大きな存在でもある。

こうした有難い富士山の恩恵を享受するものとして、その恵みに感謝することを忘れず、そうした恵みを後世に末永く継承していくための機会を設けるために、「富士山の日」である2月23日に近い日に「富士山御蔭祭」を企画した。この「富士山御蔭祭」を通じて、富士山の恵みに感謝する機運を醸成するとともに、富士山麓の新たな賑わいの創出にも寄与していきたい。

(ここからは私の感想です)
富士山が当たり前のように見えるまちで育った私たちにとって、富士山は天地を象徴するような存在ではないでしょうか。私は富士山に応援してもらえるような生き方がしたいと常々思っています。少し大げさな表現に聞こえるかもしれませんが、二宮尊徳先生も同じような考え方(報徳思想)をされており、信念として間違っていないと信じています。

二宮尊徳先生の考え方を少しご紹介させて頂きます。
人間は天地自然の恩恵を受けなければ米一粒すら自分の力でつくることはできません。土や水、日光等の自然の恵みが不可欠です。このように私たちの周囲にある全てのものが、天・地・人の3つの恩恵により成り立っています。この事を正しく理解することができれば、人間はその恩を返したいという気持ちが自然と湧いてくるのです。
では、どのように恩を返すのか、それが「働く(勤労)」という行為になります。あらゆる恩に報いるために働こう、そして少しでも家族、会社、地域のために貢献しよう!という、人が生きる目的・目標が定まってきます。このような考え方が報徳思想であり、素晴らしい人生哲学です。

富士山御蔭祭の志の中には、報徳思想が息づいていると信じています。
微力ながらこれからも協力をさせて頂きます。

 

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