ここ最近は、自ら起業し、従業員20名を超える規模にまで会社を成長させた40代の経営者様とのご縁を頂いています。
富士又は富士宮エリアで、一人で創業し、十数年の期間で売上を増やし、社員を増やし、サービスの品質を高め、会社をこのレベルにまで成長させるのは並大抵のことではありません。
私も起業してまもなく4年が経過します。素晴らしい創業経営者との出会いを頂けているのは、天から「あなたも負けずに頑張れ!」というメッセージだと捉えています。それから、この類のご縁は必ず信頼できる知人からの紹介となります。仲間の心遣い・期待にも応えていかなくてはなりません。必ずや先輩達のように地域に貢献できる会社へと成長させてまいります。
一方で、これから起業を考えている人からの相談も多く頂いています。そこで、成長を遂げている創業経営者の共通点を整理し、「起業に向いている人の3つの条件」としてまとめてみました。順番にご説明をさせて頂きます。
①負けず嫌いであること
これは最も重要な条件だと思います。なぜなら、事業を起こす以上、他者との競争から逃れることはできないからです。私たちは他者との競争を通して、自らを磨き、サービスの質を高めることで顧客や社会に貢献することができます。学生時代の勉強やスポーツも同様であったはずです。人間は一人で成長することは難しいです。この競争することの大切さを理解し、「負けてたまるか!」という気持ちが心から湧きあがってくるタイプの方は、起業に向いているように思います。このタイプの方はサラリーマン時代から結果を出しているケースが多いです。今自分が置かれた環境でしっかりと結果をだし、周囲から信頼される存在になることが重要だと思います。
②根拠のない自信を持っていること
自らの経験から、経営者は起業後に段階的にハードルが課せられると実感しています。その最初のハードルは「自分を食べさせること」です。当然ですが、自分の生活すら、自分で守れない方には経営者は務まりません。サラリーマンとは全く異なる環境で、最初にこの厳しいハードルが課せられるわけです。その時に自分を支えるのが「自分なら大丈夫。諦めなければきっと乗り越えられる」という根拠のない自信だと思います。人間はこの自信を拠りどころにして、他者に頼り過ぎず、無我夢中で何とか独立した基盤をつくりあげていくことができると考えています。
③起業の目的が誠実であること
起業を志す方には必ず理由・目的があります。例えば、「今よりもっと収入を増やしたい」、「自分の好きなことを仕事にしたい」、「地域に貢献するために事業を始めたい」等があります。私もそうでしたが起業する当初から、「雇用を生み、社員を大切に育て、地域や社会の発展に貢献する」といった高いレベルの目的に到達している方は稀です。もちろん、大きな志を掲げて起業できるのが理想ですし、その目的の大きさに比例して事業は成長するものだと信じています。
しかし、私がここで重要視しているのは、自らが起業したい本当の目的を背伸びして偽らないということです。未熟でも良いので、自分が起業したい本当の理由を誠実に発信できることが重要だと思います。そのような誠実な方であれば、起業後に自分の未熟さを恥じ、哲学・考え方を成長させることができます。自らが事業を行う目的は絶えず進化していきます。そのためには誠実であることが大切なのです。
上記は、現時点で私が考えた「起業に向いている人の3つの条件」になります。
経験不足や思慮不足があろうかと思いますが、少しでもこれから起業を考えている人の参考になれば幸いです。