チームは個人の集まり!

投稿日:2019.06.23

富士市の放課後児童支援員等資質向上研修を担当いたしました。テーマは「個人と組織が共に成長し合うチームづくり」。富士市の放課後児童クラブは新たな時代に向けて転換期を迎えています。私は組織内における研修は自己啓発とは異なり、「学ぶこと」が目的ではなく、「変わること」が目的だと考えます。支援員の皆さんが、何か一つでも「変わる」ために有用な情報提供や一人ひとりに気づきが生まれることを意識し、微力ではありますが精一杯つとめさせて頂きました。

チームは個人の集まりです。ビジネスもスポーツの世界でも、チーム力を高めるためには、まずは個人の力を高めることが大事です。個人が持つ能力(ポテンシャル)が現在50であれば、60、70、そして100へと高めていくことで、チーム力を高めることに繋がるというイメージです。耳の痛い話かもしれませんが、チーム力とは個人+個人+個人+個人・・・の総和であり、チームを強化したいと考えるならば、まずは自分自身を鍛えることが鉄則となります。
そして、私は個人の能力を高めるために鍵となるのが自律であると考えます。自律とは能動的に自ら考えて行動する力であり、個人のポテンシャルを高める上では不可欠な力ではないでしょうか。人間は誰しもが自分で「やってみたい!」と思う力を持っています。その力をどれだけ発揮できるかが大切。親から怒られながらサッカーをやっている少年は、サッカーを楽しんでボールを追いかける少年にはかないません。
社会人になっても自分の中の「やってみたい!」を大切にし、行動に繋げていけるか。日々、あらゆる仕事と対面する中で、これまで以上に一人ひとりの自律する力が重視される時代に移行している空気をひしひしと実感しています。

そして、先ほど、チーム力とは個人+個人+個人+個人・・・の総和であると、私のイメージをお伝えしましたが、一人ひとり違う個人が集まってチームを編成するわけですから、必ずしも個人が持っている能力(ポテンシャル)の全てを発揮できるとは限りません。私は、この発揮率に大きな影響を与えるのがチームワークであり、リーダーの考え方や組織の風土・環境によりつくられるものであると考えています。
例えば、ある個人が100のポテンシャルを持っていたとしても、リーダーの考え方や組織の風土・環境が整わないことで50しか発揮できないというケースもあるかもしれません。これまでもサッカーの試合で、明らかに個人のポテンシャルの総和ではチームAの方が有利にも関わらず、チームBが勝利するということを幾度となく経験しました。このような事例は、ポテンシャルの総和で劣っていたとしても、チームで戦うことを重視し、一人ひとりの能力の発揮率を高めることで勝利した結果であると捉えています。
じゃあチームワークを高めるためにはどうすれば良いのか。これには色んな考え方や手段があると思いますが物事は根っこが大切です。従ってチームワークを語る前に、まずは個人が自律することが先だと思います。なぜなら、自律した個人が集まれば、お互いを尊重し合い、チームの力を最大化するための組織デザインや環境整備を行うことが可能だと思うからです。

過去を悔いても仕方がないですが、学生時代に少しでも自分なりに個人とチームについての考えを持つことができていたら、もっと仲間とサッカーを楽しむことができたであろうと思うことがあります。その悔しさを今の仕事にぶつけるべし!です。