キャリア教育-岳陽魂

投稿日:2020.11.08

大変お世話になっている南谷幸子さんが代表を務める一般社団法人CareerCs様よりご依頼頂き、キャリア教育事業の一環として岳陽中学校の職業講話を担当させて頂きました。

岳陽中には個人的に思い入れがあります。といいますのも、私が中学3年時(平成9年)に岳陽中サッカー部が富士市で初めて全国中学校体育大会で全国大会出場を果たしたからです。中学3年時に岳陽中を訪れて練習試合をしました。一人ひとりが一生懸命戦える勝負強いチームで、大差で負けたのを強く覚えています。
当時岳陽中を率いていたサッカー部の監督は高校の大先輩でもある寺内先生であり、現在は寺内先生が岳陽中の校長を務めていらっしゃったことも、勝手に有難い御縁を感じさせて頂きました。

職業講話の中で20年以上前に岳陽中サッカー部の先輩達や寺内校長先生が、全国大会朱通常という快挙を成し遂げた事を知っているか?と聞いてみたところ、250名程度いた生徒の中から10名程の手が挙がりました。
講話から数日が経ち、改めて振り返ると、事業趣旨とは異なりますが、20年前の誇るべき事実を、現代の生徒様に伝えられた事は良かったと感じています。

講話自体は、色々悩んだ結果、40分という短い時間の中で、何か一つでも中学生のお役に立ちたいと考えた結果、社会保険労務士や人事コンサルタントという職業の話をするのを止めて、働くことがいかに素晴らしいかという話に絞らせて頂きました。
私は人間は働かずして幸せになるのは極めて難しいと考えています。働いているから生活の糧が得られ、色んな人と繋がり、人から必要とされて感謝され、自己を成長させていくことができます。これらの欲求が満たされてはじめて人は幸せを実感することができるというのが38年近く生きてきた今の私のこたえです。
たまには部屋にこもってスマホやゲームをやって過ごす時間を幸せに感じるかもしれませんが、1年もやっていたら苦しくなります。人間は幸せを実感し、持続させていくために働きます。また働くことを通して誰かのお役に立つことさえできる。働くとは本当に素晴らしいとなんですよ!という心からの気持ちを、素直にお伝えをしてきました。

講話させて頂いた体育館に「岳陽魂」という横断幕と共に学校教育目標「一生懸命がんばる」というメッセージが掲示されていました。まさに平成9年時のサッカー部のイメージは岳陽魂でした。改めて、不変の志を持ちながらも、時代を見据えてキャリアを変化させていける人材が育っていくと良いなと思いました。私自身も岳陽魂に学ばせて頂きました。大変ありがたいことです。

Menu