毎月第一水曜日に若手ビジネスマンと「あそび・まなび・つながる」をテーマに開催している、働くみんなの静岡おしゃべりナイトもお陰様で11回目を迎えることができました。今回はこれまで支えてきて下さった皆様に感謝する節目のイベントとなりました。回数を重ねる度にあらゆる変化はありますが、丁寧に受け止めながら目標である50回に向けて邁進いたします。
今回のおしゃべりナイトのゲストスピーカーは株式会社建設システムのエンジニアである柴田 傑(しばたすぐる)さん。私たちの仕事は本当にAIに奪われてしまうのか?という切り口でお話を頂きました。
柴田さんは、以下のように語ってくれました。
判断材料が揃っていて誰でも容易に判断できることは「判断」である。
反対に判断材料が不十分であり、勇気が伴う選択をすることを「決断」と言う。
判断はAIができる仕事であり、自分の仕事を省みた時に、判断しかしていないのであれば少し危機感を持たれたほうが良いかもしれない。反対に決断はロボットにはできず、人間だからこそできる仕事ではないか。
非常に共感しました。私は仕事をする中で、この決断と判断との市場における価値の格差が広がっていくと予想しています。理由は明確です。人間が判断をする必要はなくなり、決断こそが求められる時代へと流れているからです。
柴田さんは高校の同級生ですが、高校時代はあまり話をしたことはなかったです。しかし、18年近く異なるキャリアを歩んできながらも、未来への見立てに一致する部分があったことを嬉しく感じました。
あらゆるビジネスパーソンとお話をする中で、「今は時代の流れが速い。先行きが見通せない」という話題になりますが、本当にそうか?と感じることがあります。もちろん正解はないので決断が難しいことはわかります。ただ、少子高齢化、人口減少、AIがめまぐるしい進展を遂げた10年後の日本や地域の姿はある程度イメージ可能なのではないでしょうか。その厳しい変化に真摯に向き合いながらも、チャンス到来!という意識で決断をする。私は令和元年をそんな時節のように捉えています。
昨日はご縁があり、奈良女子大学にて教育関係者のワークショップに参加しました。変わらなくてはと必死でもがく教職員の先生方がいることを知りました。私も楽しく変わり続けようと思います。一つひとつの素敵な出逢いに感謝です。