先日、“これからのマネージャー”養成講座の2回目講座を実施させて頂きました。
2回目講座は「目標を達成する事業計画づくり」というテーマで、会計の専門家である税理士法人エベレストの代表社員 城下雅之さんに講師を務めて頂きました。
2回目講座をお金についての内容とした趣旨についてご説明致します。
企業活動の目標値は売上や販売数等、ほとんどがお金に繋がるもので設定されており、その1年間の成績をあらわすのが決算書です。経営者を筆頭に社員一人ひとりが、どのような心の状態で、どれだけ仕事を頑張れたかの結果が決算書の数字に表れてくると私は考えています。世の中は因果応報ですから、良い結果の裏には必ず良い要因があり、悪い結果の裏には必ず悪い原因がある。1年だけでは結果が表れきれないこともありますが、数年も経過すれば、必ず結果として表れてくると確信しています。
従って、目標値である売上や利益を達成することは、一人ひとりの社員の創意工夫、勇気を持ったチャレンジ、地道な努力等の結集であること。会社経営は因果応報ですから、工夫しない、チャレンジしない、努力しない。だけどお金は欲しいというのは天の道理に反することである事を、改めて受講者様に理解して頂きたいと思い講座を企画しました。
講師の城下先生には、財務諸表の基礎知識から、決算書から読みとることができる問題発見の視点までお話を頂きました。御協力を頂きました城下先生には心より感謝申し上げます。
本講座では最後の40分間を利用し、課題についての感想文のシェア会を実施しています。シェア会実施の目的は人間力を向上させていく習慣を身に付けるためです。
これからのマネージャーには人間力の向上が不可欠であり、そのためには、古今の優れた人物に学ぶことが効果的であると安岡正篤先生は仰っています。そこで、毎回、僭越ながら私が古今の優れた人物であると感じた方が書かれた(発言された)文章を課題として設定し、受講者の皆様には課題を読んで感じたことを感想文にまとめて頂き、講座の中で発表して頂くプログラムを実施しています。
自分が置かれた立場で必死に努力されている皆様の感想文は、心に訴えてくるものがありました。感想文シェア会を通して、受講者様同士の心の対話にも繋がったように思います。
今回の講座の反省点はしっかりと修正し、残り3回の講座運営に努めてまいります。