おかげさまで経営者様とお話する機会が増え、最近よく話題になるテーマが採用ネタです。「求人をかけても応募がない」「新卒採用の内定辞退が多い」「苦労して採用しても、すぐに辞めてしまう」といった悩みを、よくよくお聞きします。新卒採用に関しては、リクルートキャリアは昨年の10月時点の内定辞退率を64.6%と発表しており、特に中小企業は独自の「戦い方」を構築しないと、人手不足には勝てない時代であることを、ひしひしと感じます。
そんな中、長年通う美容院の店長を務める先輩と弟の3人でエスパルスのホームゲームに行ってきました。この企画は、先輩が「Jリーグの試合を一度観てみたい」という要望から半年位前から計画したもの。試合自体もエスパルスがセレッソに完勝し楽しかったですが、その時間がもたらした会話の中で、人手不足に打ち勝つ「戦い方」のヒントを見出すことができました。
先輩から『美容業界は数年前から深刻な人手不足であり、本当に苦しい時期もあった。今、それを乗り越えて、素敵なスタッフ達と気持ちよく働けているのは、自分の力でなく「働く人の力」に尽きる。苦しい時間を共にしてくれたスタッフが主体的に「新しい仲間が欲しい」と動いてくれるようになったら、自然と体験入店やインターシップにきた学生達がお店を選んでくれるようになった。スタッフの魅力やお店の雰囲気は学生にリアルに伝わるんだよ、きっと。』と教えてくれました。
そして、ふと隣にいる弟の顔を見る。ここ数年で弟の会社には、弟の大学、高校の後輩達の入社が続いていることに気がつきました。なるほど、確かに採用においては「働く人の力」が大きな魅力になるなと感じました。
「働く人の力」を活かした戦い方をするには社員の育成が不可欠。社員の育成は、日々の会社の人を育てる姿勢そのものが結果として現れます。そう考えたら採用の答えもサッカーと同じで、すごくシンプルかもしれません。やはり日々のトレーニングが大事。今夜はエスパルスがその部分で勝った。必然の勝利だっと思います。
前職時代の最近結婚した後輩が、粋なプレゼントをしてくれました。これを着て、粋な夏にしたいと思います。