Road News 3月号

投稿日:2025.03.01

いつも大変お世話になっております。

RoadNews3月号をお届けします。
お時間ある際にご覧いただけますと幸いです。

2月1日に静岡市清水区の龍津寺にて、第5回大人の寺子屋を開催させて頂きました。
この事業は、損得勘定の他に、人が生きる上で大切にするべき物差しについて勉強することをテーマとしています。
龍津寺の勝野住職や顧問先の経営者様等に協力を頂きながら、運営をさせて頂いております。

今回も職種や年齢の異なる14名の皆様にご参加を頂きました。その寺子屋の中で、印象に残った内容について紹介をさせて頂きます。
ある参加者が、「自分は会社や職業という鎧をまとっているような気がする。この鎧を脱いだ時に自分に何が残るのか、何ができるのか不安に感じる時がある」と語って下さいました。

私はなぜ人は鎧をまとうのかについて考えを巡らせました。
学生から社会人になると、雇用契約により一定の責任が生じるため、環境に適応するために社会人という鎧を身につけなくてはなりません。
そして、会社が求める期待が大きいほど、その鎧は重く頑丈なものになるのだと思います。

洋服のように自分の成長に合わせて、身につけるものを自分で選択できれば良いのですが、社会人は会社や顧客から求められる鎧をまとわなくてはなりません。
それ自体はある程度は仕方のないことですが、気をつけていないと、いつの間にかその頑丈な鎧に守ってもらうことが当たり前になり、自分自身の心身を鍛えることが疎かになってしまうのだと思いました。

今回の寺子屋では、般若心経について学びました。その資料の中に「かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心」と書いてありました。
社会から様々な役割を求められる中で、まとわなくてはならない鎧はあると思います。しかし、心はやわらかく、広くあり続けられるような、自己の習慣づくり・自社の組織づくりに努めてまいります。

今月も精進いたします。よろしくお願い申し上げます。


2025年4月と10月に「育児・介護休業法」の改正があります

出典:厚生労働省「育児・介護休業法改正のポイント」
👉 https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001259367.pdf

労働者がこれまで以上に男女ともに仕事と育児・介護を両立しながら、柔軟に働くことができるようになることを目的として、育児・介護休業法が改正されます。

2025年の「4月」と「10月」の2段階に分けて、以下のように法改正が行われることになっています。

<育児に関する6つの改正>

【2025年4月1日施行】
①「小学校3年生」を修了するまで、「子の看護等休暇」を取得できるようになる
②「小学校入学前」までは、養育者は残業(所定外労働)が免除になる
③ 短時間勤務が困難な「3歳未満の子を養育する労働者」は、「テレワーク」が選べるようになる
④ 育休の取得状況を公表する義務が「従業員300人超の企業」へと拡大

【2025年10月1日施行】
⑤事業主は「3歳〜小学校入学前」の子を養育する労働者に対して、始業時刻の変更等の国が定める5つの措置の中から、2つ以上の措置を選択して講ずることが義務化
⑥事業主は、労働者または配偶者の「妊娠・出産申出時」と「子が3歳になるまで」の両時期に、仕事と育児に関して個別の意見聴取と配慮を実施することが義務化

<介護に関する5つの改正>

【2025年4月1日施行】
①「勤務6ヶ月未満」の労働者も、介護休暇を取得できるようになる
② 介護離職防止のために、「4つの措置」のいずれかを講じることが義務化
③「介護に直面した労働者」に対する「個別の周知・意思確認」の義務化
④「介護に直面する前の労働者」に対して、「早い段階での情報提供」の義務化
⑤「要介護状態の対象家族を介護する労働者」に対して「テレワーク」を可能にすることが努力義務化

この度の法改正に関して、何かお困り事などがございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
以下のブログに、2025年4月1日施行の育児・介護休業法の改正ポイントをまとめてあります。
よろしければ、ぜひご覧ください。

【「育児・介護休業法」2025年4月から変更となる9つの改正点 〜社会保険労務士事務所が分かりやすく解説〜】
👉 https://office-road.jp/blog/useful-blog/4893/

「両立支援等助成金」のご案内

「両立支援等助成金」とは、育児や介護と仕事の両立を支援するために、厚生労働省が企業向けに提供する助成金制度です。

従業員の働きやすい環境を整えるために取り組みを行う企業に対し、一定の条件を満たすと助成金が支給されます。
この制度の主な目的は、企業が働きやすい環境を整えることを支援し、結果として社会全体の労働力維持につなげることです。

今回は、両立支援助成金の「育児休業等支援コース」をご紹介します。

<育児休業等支援コース>


育児休業等支援コースは、従業員様が育児休業を取得する際に使用できる助成金です。
育休取得者が担当している業務の引継ぎ方法や、育休取得者への休業中の情報提供の方法などをあらかじめ計画し、計画に沿って育児休業を取得すると、支給を受けることができます。

また、育休取得者の職場復帰に向けて、あらかじめ育休復帰後の働き方の希望等について話し合いを行い、計画をもとに職場復帰をする取組も支給対象となります。

支給額は上表の通りで、育休取得時・職場復帰時それぞれ30万円となっています。

育児休業等支援コースの他にも、男性の育児休業に関するコースや、育休取得者の業務代替に関するコースなどもございます。
両立支援助成金にご興味のある方は、お気軽に当社までお問合せください。

【厚生労働省「両立支援等助成金のご案内(リーフレット)】
👉令和6年度両立支援等助成金リーフレット

2025年4月の初任給、71.0%の企業が平均9,114円の引き上げへ

2025年4月入社の新卒社員に支給する初任給を前年度と比較したところ、「引き上げる」企業の割合は71.0%、一方で、「引き上げない」企業の割合は29.0%でした。
引き上げ額を回答した企業では、引き上げ額「1万〜2万円未満」の割合が41.3%で最も高く、次いで「5千〜1万円未満」(30.7%)が続きました。なお、初任給を引き上げる平均額は9,114円でした。

物価の上昇が続くなか、初任給の引き上げは新たな人材確保には必要ではありますが、既存社員の給与とのバランスをとることも重要であり、人件費の総額を増やす施策も必要となってきます。

しかし、原材料費の高騰によるコストアップや物価上昇にともなう消費の停滞など厳しい経営環のなかで、特に中小企業が賃上げのための原資を確保することは容易なことではありません。
実際、人材確保のために苦渋の選択を迫られ、苦しいながらも賃上げを行った中小企業も多くみられる結果となりました。

【帝国データバンク「初任給に関する企業の動向アンケート(2025年度)」】
👉https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250214-startingsalary2025/

Road主催「事務職社員向け基礎研修」実施レポート

2025年2月6日(木)と2月7日(金)の2日間に渡り、Road主催の「事務所社員向け基礎研修」を実施いたしました。

事務所社員向け基礎研修は、社会人としての基礎を学ぶと同時に、自分で考え行動し労働生産性を高めていける「自律型人材」になっていくための方向性を伝えることを目的としています。

また、事務職社員同士で積極的に意見交換することで、相手の価値観を知るきっかけになり、異なるキャリア方々から新たな働き方へのマインドを取り入れることも、本研修の大きな目的の一つです。

今回は受講生として参加した小林が、本研修で得た学びについて報告させていただきます。
👉Road主催「事務職社員向け基礎研修」実施レポート | 株式会社Roadコンサルティング │ 静岡県富士市

令和6年10月末時点の「外国人雇用状況」発表 ~外国人労働者数は約230万人。過去最多を更新~

厚生労働省は、令和7年1月31日(金)に外国人雇用状況(令和6年10月末時点)を公表しました。
令和6年10月末時点で、外国人労働者数は約230万人で、前年から約25万人(12.4%)増加し、過去最多を更新しました。外国人を雇用する事業所数も約34万2000箇所となり、前年から約2万3000箇所(7.3%)増加し、こちらも過去最多となりました。

国籍別では、ベトナムが約57万人(全体の24.8%)で最も多く、次いで中国が約41万人(17.8%)、フィリピンが約25万人(10.7%)となっています。

在留資格別では、「専門的・技術的分野の在留資格」を持つ労働者が約72万人で初めて最多となり、前年から約12万人(20.6%)増加しました。次いで「身分に基づく在留資格」が約63万人、「技能実習」が約47万人となりました。

外国人雇用状況の結果から、日本で働く外国人労働者が年々増加していることが明らかになりました。また外国人労働者が従事する業務内容も、より専門性の高い分野へと拡大している傾向があり、今後は外国人労働者に対して単に労働力不足を補う役割だけでなく、労働力の質も期待されると考えられます。

詳細な情報や統計データは、以下厚生労働省の公式ウェブサイトでご覧いただけます。
👉厚生労働省 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和6年10月末時点)

富士市国際交流フェア初参加!~外国人の皆様がステージで会社紹介&ダンスパフォーマンスを披露しました!~

富士山メソッドプロジェクトでは、毎月レクリエーションを実施しています。
レクリエーションは、働く外国人の皆さんが、楽しみながら日本の文化を知り、地域の皆様と交流することができるようなオリジナルのプログラムを企画しています。

今月のレクリエーションは、富士市国際交流フェアに参加いたしました。
富士市国際交流フェアは、地域住民と外国人住民が互いに理解を深め、文化交流を促進することを目的とし、富士市が主催する年に一度のイベントです。

今年で第37回を迎える富士市国際交流フェアは、終日大盛況でした。会場では、民族楽器の演奏や舞踊、ファッションショーなどのステージアトラクションが行われ、さらに世界各国の料理が出店して、多くの来場者で賑わいました。外国人の皆さんも様々な文化触れ、フェアを満喫していました。

フェアのステージアトラクションでは、本プロジェクトメンバーである外国人の皆様にも発表の機会をいただきました。会社紹介とダンスパフォーマンスを披露し、外国人の皆様も大変喜んでいました。

当日の様子などについては、以下のブログをぜひご覧ください。
👉富士市国際交流フェア初参加!~外国人の皆様がステージで会社紹介&ダンスパフォーマンスを披露しました!~ – 富士山メソッドプロジェクト協同組合

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