コミュニケーションには目的がある

投稿日:2020.01.05

昨年に引き続き、株式会社イーシーセンター様の研修という形で、2020年のお仕事をスタートさせて頂きました。光栄な機会を頂き心より感謝いたします。今回は「コミュニケーション」をテーマに研修を実施しましたが、そのテーマや主旨はイーシーセンター様からのリクエストであり、いつもながらに【目的が明確】であることに感心いたしました。

イーシーセンター様では、毎年、海野社長により通年スローガンが掲げられます。
そして、年頭式にて、スローガンを定めた考え方や基本方針等について社長や役員の皆様が発表を行い、社員の皆様への周知を図る。年頭式終了後に、さらにスローガンへの理解を深めることを目的として全社員を対象に研修が行われる。
1年のスタートとなる節目の日に、その年のスローガンの重要性を集中的かつ繰り返し伝えることで社員の皆様への浸透を図りたい、という社長の強い意思を感じます。

「コミュニケーション」をスローガンに掲げた目的を「安全でいい組織を実現すること」とはっきりと説明されていたことも印象的でした。
仕事・人生においてコミュニケーションは欠かせないことですが、コミュニケーションを図る目的を考えている人はあまり多くはないかもしれません。

今回の研修の中でも、最初にお伝えさせて頂いたことは、本来コミュニケーションには目的があるということです。基本的は自分の意思を相手に伝えるためか、もしくは相手の意思をしっかりと理解するためか。目的はそのどちらかということになります。
そして、その目的を達成しようとすると、人との接し方が自分本位から相手本位に変わっていきます。なぜなら、相手の立場にたってコミュニケーションをした方が、相手が自分の思いを素直に話してくれますし、こちらの意思も受けとめてもらいやすくなるからです。

しかし、ここで注意が必要なのは、相手本位でのコミュニケーションを重視し過ぎると、自分の意思や目的を手放してしまいがちだということです。目的があってコミュニケーションをしていたのに、その相手との関係を維持するために目的を諦めてしまうというのは本末転倒だと思います。

私たちは、〇〇のためという目的のためにコミュニケーションをしています。その目的を達成するためには、挨拶、雑談、SNSでのやりとり等を行い、日頃から相手と信頼関係をつくっておくことは大切です。しかし、それらはあくまで手段であり、何より大事なのは目的です。

相手があることですので、コミュニケーションには模範解答はなく、私も日々反省することばかりです。しかし、【目的が大事】ということだけは一つの答えではないかと考えています。
そんなことをイーシーセンター様の研修現場を通して、改めて確認させて頂きました。

2020年も日々精進いたします!

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