小さく・素早く・続ける

投稿日:2019.08.11

子どもの頃から事業を企画するのが好きでした。これまで様々な事業の企画に携わらせて頂きましたが、今、事業を企画する上で重視している視点は「素早く」「小さく」「続ける」の3つです。そのままですが、“素早く小さく続けるスタイル”と命名させて頂きます。笑

かくいう私も、出来ていたかどうかは別として、もともとは実行前に綿密な計画を立て、その通りに実行し、進捗を管理するという方法を採っていました。しかし、4年前に参画したプロジェクトの中で、このスピード感では機会を逸してしまう!という危機感を現場で体感しました。
「やりたい、やるべきだ!」という動機が生まれてから実行するまでに6カ月以上もかかってしまっては、時代や状況が変わってしまうし、何より自らのモチベーションを維持すらことができない。遅くとも3カ月以内で実行までもっていきたい。そのためにはどうしたら良いんだー!?という感じで試行錯誤した結果辿り着いたのが、“素早く小さく続けるスタイル”“です。

具体的には、「やりたい、やるべきだ!」という動機が生まれたら、30点位の出来を覚悟でまずは素早く実行してしまう。ただ素早く実行するためには、大規模な事業ですと難しくなります。最初は小さく始めた方が良いと考えました。
そして、実際に事業を実行してみると経験(良い点・悪い点など)が得られます。その経験をもとにPDCAをまわし、次回は50点程度に磨き上げる。そしてその次は合格点である80点を目指すといった感じです。このやり方は気軽に着手でき、時代や状況の変化にあわせて、その都度、必要な変更を行うことも可能です。これはソフトウェアの開発でも同じようなやり方を採用しているらしく、アジャイル型開発というそうです。

そして何より重要なのは、事業を1回で終わらせないこと。もともと未熟な事業なわけですから続けないと意味がない。1回、2回、・・・10回と繰り返したら、それなりの経験を経て、事業は相応に育つと確信しています。
私の直感ですが、行動しなくてはと思いながら行動に移せないタイプの方は、最初から80点以上を狙わなくてはいけないという観念に捉われているのではないでしょうか。百聞は一見に如かず。人は経験以上のことはできないし、語ることはできません。ぜひ“素早く小さく続けるスタイル”で経験の数を増やすことをお勧めします。未熟な私も毎年経験する点の数を増やせるよう、目の前の仕事や人に精一杯向き合っていく所存です。

さて、昨年8月に“素早く小さく続けるスタイル”でスタートさせた働くみんなの静岡おしゃべりナイトも、おかげさまで12回を迎えました。今回は富士山こどもの国でバーベキューを実施。回数を重ねるごとに、私と同じくらい事業を大切にしてくれる仲間が増えてきていることを実感しています。これからも、毎月の一期一会の機会に感謝し、仲間と共に丁寧かつ楽しく継続していきます!

Menu